シン・懇親会

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今年、3年ぶりに新年会ができましたが、15年くらい前は、夏にも工場内で、飲み会を開いていました。

当時幹事をしてくれた人達が、定年などで工場を去り、準備も大変なことから、長い間開催されませんでした。

そんな夏の飲み会が、新しく幹事を引き受けてくれた社員 N君のおかげで、復活しました!

復活と言っても、N君を中心とした社員たちがアイデアを出し合って、これまでとは違った会へと変貌をとげたのです。

例えば……

アルコールはあるけど、お酒が苦手な人も楽しめるように、飲み会でなく食事会という名目にする。

ござの上に座るのではなく、椅子席にする。

準備の負担が減るように、バーベキューではなく、オードブルなどつまめるものを出す。

仕入れ先や外注先のスタッフさんも招待する。

会場は工場から車庫にする……などなど。

そしてどのアイデアも大成功でした。

これまでと大きく変わったという意味あいで、シン・〇〇なんて言葉がありますが、まさに”シン・懇親会”でした。

16時から始めて、23時半ころまでいろんな話がとびかう楽しい会でした。

6月から新しく仲間に加わったフィリピン人の整備士 J 君は、マイギターでフィリピンの歌を日本語に訳して歌ってくれました。すごく上手でびっくりしました。

N君はホットプレートを持ち込んで、鶏ちゃん(たれに漬け込んだ鶏肉を使った飛騨の郷土料理)や、焼きうどん、ぎょうざを焼いてふるまってくれ、この会のMVPとも言える活躍ぶりでした。

私は、社員みんなをいつか料亭に連れて行けたらいいなぁなんて思っていましたが、何日も前から、張り切って準備してくれているN君はじめ社員さんたちの姿を見て、社内でのこういう会こそ大事なんじゃないかと再認識しました。

N君、準備や片付けをしてくれた皆さん、お疲れ様でした。そして、大切なことに気付かせてくれて、本当にありがとう。

今回は会費も1,000円にして、足りない分は会社と社長が負担してくれました。名古屋営業所の借金も無事に返せたので、社長なりに心配をかけたみんなを労いたかったのだと思います。

同じ23時半でも、仕事帰りに一人で見上げる空と、みんながいて見上げる空では全然違って見えるんだな。楽しかった。もっと力をつけて、ここに集う人たちを守れるような、シン・経営者になりたいーそう思わせてもらえた7月の一夜でした。

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